はじめに
2020年の年初より感染が拡大した新型コロナウィルスの影響により、社会・経済活動が停滞する中、事業者および関係団体は、今後の持続的な対策を見据え、政府の方針等に基づいて、業種や施設の種別ごとにガイドラインを作成するなど、自主的な感染防止のための取組を進めることが求められており、日本スポーツ協会や日本サッカー協会等においても各種統括団体向けのガイドラインが策定・公表されています。
「南浦サッカー少年団 活動の再開に向けたガイドライン」(以下、「本ガイドライン」)は、こうした政府の方針や上位団体のガイドラインに基づき、埼玉県サッカー協会第4種委員会策定の「サッカー活動の再開に向けたガイドライン」を基本として南浦和サッカー少年団が各種活動の再開に当たって留意事項や基準を整理し、まとめたものです。
南浦和サッカー少年団の団員・保護者・指導者は、本ガイドラインに沿って感染拡大を防止し、関係者皆様の安全を最優先し、活動を再開いたします。
本ガイドラインをご確認のうえ、周知徹底いただきますよう、お願い申し上げます。
Ⅰ.健康管理の徹底
1.体調チェックの励行
①『健康チェックシート』(別添)の項目に基づき、各家庭で体調チェックを実施し、一つでも当てはまる場合は
活動に参加しない。
《参考例》
・平熱を超える発熱 ・咳(せき)、のどの痛みなど風邪の症状
・嗅覚や味覚の以上 ・倦怠感や息苦しさ(呼吸困難)を感じる
・体が重く感じる、疲れやすいなどの症状
2.検温、健康履歴
①団員は、検温と健康管理を徹底する。
少年団への提出は求めないが、『健康チェックシート』(別添)を使用し、少しでも異常がある場合は練習に参
加しない。
②団員は起床時・グランド到着時・練習開始時に検温を実施する。グランド到着時の検温結果は、団にて記録し、
保管する。平熱を1℃以上超える場合は練習への参加を認めない。
③指導者・保護者も同等の対応を実施する。
④状況に応じて、速やかに医療機関を受診する。
Ⅱ.マスクの持参・着用の徹底
1.団員
①マスクは各自、必ず持参する。
②グランドや試合会場に向かう際、帰宅の際には原則マスクを着用する。
気温が高く、熱中症の恐れがある場合など、着用が困難な際にはソーシャルディスタンスを確保する。
2.指導者
①マスクは各自、必ず持参する。
②グランド内でプレイを伴う指導をする際を除き、原則マスクを着用する。
③近接した状況で大声での指示は避ける。
3.保護者
①グランドや試合の当番は、マスクを着用し、必要な際には使い捨ての手袋を着用する。
②当番以外の保護者がグランドで練習や試合の観戦・見学をする場合は、グランド入口に設置した検温台にて検温
および記名を行い、他保護者と十分な距離を保つ。
Ⅲ.「3つの密」回避の徹底
感染経路である、飛沫感染と接触感染に十分注意し、感染要因である三密(密閉空間・密集場所・密接会話)の状況を作らない様に配慮する。
1.グランドでの密集を避けるため、団員の集合時間は開始時間の15分前以降とする。ただし、6年生の集合時間
は30分前以降とする。
2.ミーティングや食事等は身体距離の確保に努めるとともに極力短時間で終わらせる。
3.当面、試合開始時の円陣は組まない。
4.グランドでの密集を避けるため、全学年同時の練習は実施しない。
5.保護者がグランドで練習や試合の観戦・見学をする場合は、グランド入口に設置した検温台にて検温および記名
を行い、他の保護者と十分な距離を保つ。来校する他団体へも協力を求める。
6.練習終了後は、速やかに帰宅する。
Ⅳ.手洗い・うがい等の徹底
1.手洗い場所を確保のうえ、手洗いとうがいを徹底する。
2.グランド内、全ての水道場にポンプ式の石鹸と消毒液を用意するとともに手洗い方法を掲示する。
3.試合後、練習後、食事前、トイレ後の手洗いを徹底する。
4.手を拭くタオルやハンカチなどの共有・貸し借りは一切禁止とする。
5.帰宅後は、手や顔を洗い、うがいを行う。また、できるだけ速やかにシャワーを浴びて着替える。
Ⅴ.水分補給・食事(熱中症対策を含む)
1.熱中症対策も含め、これまで通りにこまめな水分補給を行う。
2.飲水ボトルは共用せず、各自持参したものを使用する。
3.当面、ボトル補給用のジャグの設置は中止とする。
4.飲料用の氷は持ち寄りを中止し、応急処置用の氷として用意する。
5.指導者へのお茶出しは行わない。指導者は各自で飲み物を用意する。
6.飲食物を手にする前に、手洗い、手指消毒を徹底する。
7.練習・試合時に食事をとる時は、お互い一定の距離をとる。
8.飲み切れないドリンク等はグランドに捨てず、各自持ち帰る。
Ⅵ.衛生管理の徹底(消毒とリネン管理)
1.トイレのドアノブや水洗トイレのレバーは、グランド当番がこまめに消毒を実施する。
2.トイレの利用後は必ず手洗いを行い、手拭きのハンカチやタオルは共用しない。
3.ボール以外の使用用具は、こまめに消毒を実施する。
4.応急処置用の氷は、各自氷嚢やビニール袋に入れて所持する。
5.タオルなどのリネン類の共用は避ける。
6.ビブスの共用はせず、個人所持とする。共用ビブスを貸し出す場合は、使い回しはせず必要の都度貸し出しし、
使用後は選択して返却する。
Ⅶ.休憩・待機場所等、ゴミの管理
1.待機場所等は広さにゆとりを持たせて場所を確保する。
2.部室(用具室)は十分に換気を行い、密を避けるため同時に入る人数は2名以内とする。
3.複数の利用者が触れる場所については、こまめに消毒をする。
4.鼻水、唾液、鼻血などが付いたゴミは、ビニール袋に入れて密閉して縛り、原則各自で持ち帰る。
5.上記を除く団活動で出たゴミを回収する人は、マスクや手袋を着用する。
Ⅷ.トレーニング実施について
1.集合時間の管理:団員の集合時間は開始時間の15分前以降とする。ただし、6年生は30分前集合とする。
2.練習時間の管理:大人数の集合を避けるため、当面、分散練習とする。
3.団員の体調管理:団員の基礎体力が落ちているため、急激な運動は避け、段階的に負荷をかけていくよう、練習
計画を立てて実施する。
4.練習時の留意点:選手間の距離を十分に配慮したトレーニングとし、段階的に解消する。痰やつばを吐く行為は
行わないよう指導する。
5.練習終了後は、速やかに帰宅する。
Ⅷ.トレーニング実施 スケジュール プラン
Ⅸ.指導育成における活動理念

Ⅹ.大会への参加・練習試合等
1.他グランドへの移動
(1)送迎車は窓を開けて換気する。
(2)運転者・保護者・団員・指導者ともに車内ではマスク着用のうえ会話は最低限とする。
2.公式戦・招待大会への参加
(1)当該大会の要綱や主催者への確認により、安全は衛生環境の確保が保証できない場合には改善を求める、もし
くは参加しない。
3.他チーム主催の練習試合
(1)団員の基礎体力が落ちているため、練習での段階的負荷の状況を見て参加を判断する。
(2)当該チームの感染防止策を確認し、安全な衛生環境を確保が保証できない場合には改善を求める、もしくは参
加しない。
4.南浦和小学校グランドで開催する各種試合
(1)団員の基礎体力が落ちているため、練習での段階的負荷の状況を見て開催を検討する。
(2)来校チームには本ガイドラインを提示し、当団と同様の対応を求める。
Ⅺ.感染者を確認した場合の対応
1.団員・指導者・保護者に感染の疑いが発生した場合、または濃厚接触者となった場合は、速やかに少年団役員へ
連絡し、陰性が判明するまでの活動は中止する。
2.団員・指導者・保護者に感染者が出た場合は、少年団の活動は中止とし団役員へ連絡し、陰性が判明するまでの
活動は中止とする。
なお、クラスター発生のないことが確認できるまで、少年団の活動は2週間程度中止とし、再開については、新
たな感染者の発生がないことを確認して判断する。
3.感染経路や接触者の確認のため、団活動への参加者、グランド来訪者等を記録し、保管する。
4.試合や大会終了後2週間以内に新型コロナウィルス感染症を発症した場合は対戦チームや主催者に対し速やかに
濃厚接触者の有無等について報告する。
5.万が一、感染が発生した場合には、個人情報の取り扱いに注意し対応する。
6.少年団役員の責務
(1)感染防止策について、団員への徹底、チェック、指導を行う。
(2)感染者発生時の対応についての事前検討、シミュレーションを行う。
Ⅻ.感染者を確認した場合のフロー

おわりに
平素は、南浦和サッカー少年団の活動に対する多大なるご尽力を賜りまして誠にありがとうございます。改めまして心より感謝・御礼申し上げます。
南浦和サッカー少年団は、本ガイドラインを有効活用のうえ、団員および関係者皆様の健康と安全を最優先に新型コロナウィルス感染拡大の防止に努めて参ります。
引き続き、皆様のご理解とご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
なお、本ガイドラインは、現段階で得られている情報に基づいて作成しております。
今後の状況により、適宜改定・更新する場合がございますので、予めご了承ください。
ガイドラインPDF
健康チェックシート
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